リスカの過去のある彼女。気持ちを落ち着かせる方法

リスカする彼女とはどういう人なのか

リスカの過去がある彼女、両手首、両腕は傷だらけで初対面で見ると一瞬引いてしまうかもしれません。

リスカがもう過去のことになっていて、自分なりのストレス解決法を見出していればいいのですが、リスカをする人の悩みは奥深く、些細なきっかけでいつまた感情を爆発させて、さらに危険な自殺行動をしようとするかわからないのです。

そんな彼女とは怖いから嫌だ、付き合いたくないというのもひとつの選択ですが、そういうタイプの彼女は、何事にも一生懸命で素直、あなたに対しても一直線の愛情表現をしてきます。

その気持ちは純粋なものでひとかけらの嘘もなく、自分が苦しんでいる経験があるからこそ感受性が豊かでさ。

どうやって付き合っていけばこのタイプの彼女と上手くやっていけるのでしょうか。

彼女にはいったい何が起きているのか

リスカする人はもっと激しく致死的な自殺行為を試みる人と自殺致死率は全く変わらず、一般人の何十倍も自殺既遂率が高いという統計があります。

精神科から出された薬を過服薬して救急車で運び込まれることもあります。

どうして彼女はこういった自傷的な行動に出るのでしょうか。

こういった行動に出る人々は生きていることそのものが苦しく、生きている価値を自分で見出せないでいます。

その感情は激しくジェットコースターのように揺れ動き、常に死と隣り合わせにいながら刹那的な行動に出やすいのです。

リスカは死ぬためというより、自分が生きている実感を痛みによって再確認するために行うものです。

襲いかかる空虚感を埋めるため、リスカという痛みという感覚は強烈です。

境界性人格障害という病

こういった彼女は、病院で境界性人格障害と診断されていて治療中のこともあります。

激しく価値観が揺れ動くのは誰に対しても起こりうる現象です。

あなたに対して、いろんな他人や医療機関に対しても同様で、ある時は神様のように崇拝するかと思いきや、次の瞬間には罵倒し始めます。

あなたもこういった神格化とこき下ろしの対象になります。

そうすると彼女の中で何が起こったのかあなたにはわからないことも多いでしょう。

なぜ彼女の心情がそのように動くかというと、彼女の考え方の中には中間がないのです。

白か黒かのどちらかでグレーは存在しません。

おそらく幼少期の育てられ方にも関係があり、完璧さを求められて育った経験、虐待されてきた可能性もあります。

あるいは性的犯罪の被害者となって自らの価値を徹底的に低いものとみなしている可能性もあるのです。

彼女に対して効果的な対処とは

それではこのように感情的に激しく揺れ動く彼女にどのように接したらいいのでしょうか。

まずはあなた自身が彼女に巻き込まれないことが大切です。

いかに彼女が動揺してもあなた自身はしっかりとしていて冷静でいることです。

いったん彼女が感情的になり、かんしゃくを起こすとそれはあなたにとっては耐え難い侮辱に聞こえるかもしれませんが、彼女の罵詈雑言は実は彼女自身を映した鏡に向けられたものです。

あなたは彼女が怒り、泣き出して感情の奔流に巻き込まれたときはぎゅっと抱きしめてキスしてあげましょう。

彼女を鎮めるのにこれほど効果的な方法はありません。

自分を無価値と思っている彼女に対して愛情という最高の価値を与えてあげるのです。

もし彼女がまたリスカしたくなった時には

リスカそのもののは他の方法で防ぐことができるかもしれません。

よく使われているのはゴム製のリストバンドを手首につけておいて、発作的にリスカしたくなった時には思い切りゴムを伸ばして手放し、手首に痛みを感じさせるという行為です。

ゴムの痛みで自分自身の感覚を取り戻しても実害はありません。

また、100均で買ったお皿を何枚も綿棒で叩き割ることも感情の発散には効果的です。

飛び散らないように新聞紙でお皿をくるんでさらにスーパーのレジ袋何枚かを重ねて安全性を確保した上で行います。

その間彼女がどんなに泣き叫んでも怒っても構わないのです。

彼女がもしこういった代替手段でリスカ衝動を抑えることができたらほめてあげましょう。

きちんと抱きしめて、リスカしなかったことを評価してあげるのです、

あなたの愛情という栄養が何よりの薬

境界性人格障害はその名前から、人格に障害がある不治の病と思われがちですが、実際には薬物療法、カウンセリング、そしてあなたが十分に愛情という栄養を注ぎ込むことで好転していきます。

実際、境界性人格障害の患者さんは3年、5年経つと見違えるようになり、もう疾患を持っていると診断されなくなることが多いのです。

また、予後もよく、境界性人格障害の人は元々人の感情の動きに敏感なので、接客や営業など対人折衝の仕事に向いています。

精神科医、心理カウンセラーになった人も多くいます。

彼女が作ってしまったさまざまなルールは認識を変えることで改めることができます。

彼女には怒る権利も泣く権利もあります。

人から何か否定されてもそれは人格否定ではないのです。

時間をかけてそういった認識を獲得すると治療に向かっていくでしょう。

あなたは彼女のさまざまな過ちや感情を受け入れてあげましょう。

ABOUTこの記事をかいた人

ひなた あきら

ひなたあきら 42歳 フリーの心理カウンセラーです。 30歳の時にうつ病発病、自己治療のためにヒーリング、心理学、夢分析、催眠などを猛勉強しました。恋愛自由人でなぜか女性との付き合いは欠かしたことがありません。