彼女の癌が発覚・・・。その時、彼氏としてあなたができる事とは?

彼女が癌だと判ってしまった…そのとき、彼氏には何ができる?

自身や彼女が若いと、普段全く考えないことかもしれませんが、「がん」に罹ってしまうのも、長い人生の中では当然あり得ることです。

もし彼女ががんだと判ってしまった場合、あなた(彼氏)には何ができるでしょうか。

自分が専門の医者でもない限り、直接治療をすることはできません。

しかし、彼氏として何かできることがあるはずです。

そうと知ったときの落ち込みは、彼氏としても避けられないものです。

知って間もない頃なら、お酒を飲んで泣き明かす夜などもあって当たり前ですね。

しかし、あなたがいつまでもいつまでも落ち込んでいては、考えものです。

何ができるか冷静に考えて行動することで、希望の光もよりはっきりと見えてくるでしょう。

まず自分の立場を考える

がんになってしまったときは、大切な人に見守られて暮らしたいものです。

予後が比較的良いと本人が分かっていても、そうでない状態であっても、基本としては同じです。

「がん」という言葉の響きは、どこか他の病にはない重さがあり、どの程度の進行であっても、本人の精神的負担はとてつもなく大きいものです。

「大切な人」として、「彼氏」の立場はときとして微妙です。

「夫」ほどはっきりしたものではありませんし、「ただの知り合い」とも、もちろん違いますね。

このあたり、付き合い期間の長さで大分違ってくるでしょう。

彼女が最も一緒にいたい相手が「親」であれば、親御さんと彼女との関係をまず第一に考えます。

こうした病気への罹患が元で、親御さんに初めて挨拶するといった状況だってあり得ますね。

きょうだいや祖父母、あるいは親友と一緒にいたいとする彼女もいるでしょうから、その場合も、適宜距離を取り、「2番目か3番目くらい」の位置で精神的サポートに回るのも良い手段です。

もちろん、明らかに彼女があなたとの接触を優先したがっている場合では、家族の了解・理解も得た上で、親しく接しましょう。

病気について学び、知識をつける

人は大きな病にかかると、すぐにそれを受容することはできません。

後遺症の残る怪我でも同様です。

最初に起きやすいのが「否認」の反応で、「自分はそんな病気ではない」「診断ミスだ」などと病気を「認めない」気持ちが強く出ます。

この状態にある人は、自身の病気について詳しく知ろうとしたがらない傾向があります。

想像してみれば当たり前ですね。

親やきょうだい、あなた自身にそのような傾向が出ることもあります。

しかし、何といっても辛いのは当事者です。

その代りにといっては何ですが、あなたが病気について向き合い、どのような治療法があるのか、予後はどうなのかなど、可能な限り知識をつけましょう。

書籍や専門サイト、闘病記ブログ等に目を背けたくなるような数字があったとしても、しっかり見てください。

がんと一口に言っても、悪性腫瘍にカテゴライズされるだけで生存率が非常に高いもの、間違ってもそうは言えないもの、中間的な症状などざっくり3つぐらいに分かれます。

おおよそどのようなものか、把握しておきましょう。

医療には標準的なものもあれば、いわゆる代替療法や民間療法もあります。

まず標準医療の知識を押さえつつ、やや変わった療法についても目を通しておくのが良いでしょう。

知識をつけたからと、それをそのまま彼女に伝えるのは得策ではありません。

知識を踏まえてどう行動するか、アドバイスするかは一旦置くとして、まず知識をつけるのです。

意味を考えてお見舞いに行く

自分自身のほか、肉親や彼女、親友の病気で苦しんだことが少ない人は、「病気の人がいるなら、とにかくお見舞いに行くのが良いんだ」と考えがちです。

軽微な病気、怪我の場合は、「たまには入院して休むのも悪くない」など、いわばレクリエーション感覚が発生している人もいます。

それなら、お見舞いが少々うざったく感じても、笑いで済みます。

しかし、がんではそうは行かないですね。

がん治療は肉体的負担の大きいものも多く、「誰かが来ても話す気力がない」とか「あまりにも辛そうにしている姿は見られたくない」などの気持ちが出る患者も多くなります。

無論、寄り添ってあげる姿勢は重要ですが「とにかくお見舞いに行くのが良い」という考え方は、一旦やめてみましょう。

お見舞いに行って「調子は?」と毎回聞くなども、果たしてそれが適切か、ちょっと考えたいものです。

彼女としては様々な人にそう聞かれ、答え疲れているかもしれないのです。

何ということのない世間話を中心にするお見舞いも良いものです。

また、妙に気を使って励ましの言葉をかけるよりは、病室の掃除、ほしいと言っていた食べ物(医師の許可が出ているかはチェック)を入院先に届けるなど、物理的なサポートをしてあげることで、うれしく感じる彼女も多くいるでしょう。

親御さんのサポートに回る

がんその他大きな病気では、看病による身体的疲労や心労により、家族が「共倒れ」になってしまうことも、避けたい要素です。

40代ぐらいのおおむね健康な両親なら問題ありませんが、50~60代以上ともなると、親も病気に悩んでいたり、そうでなくても体力に自信がないケースは増えてきます。

やはり「親」という立場には相応の重みがありますから、あなたは一歩引く姿勢を見せた上で、車を運転する、重いものを持つ、(許可が得られれば)彼女の実家の手伝いをするなどし、両親のサポートをしてあげましょう。

彼女に両親や相当する人がいないとか、それらの存在も病気で思うように行動できない、関係性が悪くお互い会いたがらないなどでは、思い切って一番手の役割を担うことも時には必要です。

このような「共倒れ防止」の考えには、あなた自身が「共倒れ」にならないようにする心がけも含まれます。

一番手的存在になった場合はなおさらですね。

そのためには、何でも話せるような親友がいるなら、そういう存在に相談することも有効です、あるいは、彼女の病についての「あなたの問題」として、カウンセリングを受けても良いでしょうね。

大きな試練は、人間が試される

「彼女ががんになった」とは、たいへん大きな試練です。

関係が長いならほぼ「夫」同様の重みを持って接し、苦しみ、ともに乗り越えることが必要でしょう。

また、「そう長く付き合っているのではないけど、どうしたら…」といった微妙な気持ちがある場合でも、それだからと去ってしまうのは、やはり人間として良い行動とは考えられませんね。

大きな試練は、いわば人間を試すものでもあります。

完璧でなくていい、そんなの当たり前です。

あなたなりに精一杯の努力をしてみましょう。

後悔することはないはずです。

彼女と共に大きな試練を乗り越えられたならば、あなたは確実に成長します。

しかし、そのような成長があったから「結果的にだけど、彼女ががんになって良かった」と思うでしょうか。

そんなことはありませんね、「それでも、どんなことがあっても、がんにならないほうが良い」とは、誰よりも彼女が思っています。

このような思いをどう自分で咀嚼(そしゃく)するか?人間が試されます。

たとえ「僕は大して役に立つ行動ができなかった」と思ったとしても、間違いだとは誰にも言えません。

それもあなたが受け止めるものであり、彼女からの贈り物なのです。