恋と嘘は必然の関係なのかもしれない

恋と嘘。ふたつは、必然の関係かもしれない!

「嘘」と聞くと、恋愛において「あってはならないこと」のように考える真面目な人、ウブな人もいることでしょう。

でも少し考えてみてください。

「嘘」が全くない恋愛関係はむしろ珍しいものでもあります。

適度な「嘘」はおだやかな恋愛関係をキープするのに、ときに欠かせないものでもあります。

「嘘も方便」という言葉もあり、このあたりは実感を伴って理解できる人も多いでしょうね。

しかしです。

「関係キープ」どころか、「嘘」は恋の始まりにおいても強いエフェクトを発揮するもの。

「嫌いなタイプ=嘘つきな男性」と答えていた女性が、嘘をつく男性と長い交際を続け、同居や結婚などに至り、以降ずっと幸せなことだって、実は良くあることなんです。

恋と嘘は、必ずしも水と油ではありません。

むしろ必然的に結びつくものとさえ言えるのです。

「そんなこと、理解できない」と思う人こそ、考えてみたいところ。

出会いでのちょっとした「褒め」は、嘘であっても効果あり

「普通~ちょっと良いぐらいの相性かな」と思える異性と出会ったとき、相手について、本心ではなくてもいくつかの点を「褒める」のは、巷で良く見られる光景ですね。

たとえば、「私ってちょっと痩せ過ぎかも」と悩みを話してくる女性がいて、あなたの本心としては「ぽっちゃりめ」がタイプだとします。

でもそうしたとき、「それだけスリムなのも、いろいろ努力しているからだろうし、素敵だと思うなあ」などと返すのではないでしょうか。

意地悪に言ってしまえば、これは「嘘」。

でも、言われた方は嫌な気がしません。

ここで「確かに、もう少しお肉をつけたら良いね」と言ってしまったら? 本心かもしれませんが「無神経な人」「私に興味がない人」といった心理を起こさせ、シンプルに恋のチャンスを逃してしまうことも。

「本心」とは、自分で思うほど定かなものではありません。

上記の例で言えば、痩せ型女性を「本心で」好きになってくることもあるのです。

過去の恋愛経験を全部話すのは、誠実?

気になる人に、過去の恋愛経験をすべて話すでしょうか? 「そんなことするわけがない」という人が大多数では。

でも「俺もそうだ。

何もかも話したりしない」と思うなら、その時点であなたは相手に嘘をつく傾向があります。

女性は一般に、ある程度の恋愛経験を持つ男性を好みます。

そうした男性から「頼れる」「堂々としている」といった印象を受けるのです。

男性は恋愛経験の少ない女性にも魅力を感じるものですが、女性は違います。

恋に発展した場合、ここでジレンマ発生。

女性としては相手男性に「ある程度恋愛経験がある」と感じたいのですが、一方で具体的すぎることは「知りたくない」のです。

男性だって「知りたくなさ」は同様でしょう。

バツイチ、バツニであることを「わざわざ言いたくない」人もたくさんいますし、反対に経験の少なさを隠したい人も。

これらを隠せば嘘につながりますが、嘘につながるからこそ、新たな恋につながるのです。

浮気だって、「本当に」バレなければ、誰も傷つかない

浮気は、一般的には、やっぱり良くないことかもしれません。

しかし、男性の場合、パートナーに興味を失った・嫌いになったから浮気心が芽生えるのではなく「多くの女性と親しくなりたい」という本能が常にあるのは否めませんね。

その本能がどこまでざわついてしまうか、あるいは実行してしまうかに個人差があるだけ、とも言えます。

いささか強引ですが「男性の浮気心は若干やむを得ない!」と前提したとして、さてどうしたら良いか。

浮気をしないのも一つですが、してしまった上で本来のパートナーと関係継続を望むなら、基本は「バレないようにする」しかないのです。

つまり嘘をつく、ということ。

もし「本当に」浮気がバレなかったら? …誰も傷つきません。

強いて誰か傷つくなら、浮気をしてしまったあなた自身。

もし今、誰かがあなたの悪口を言っていたとしても、それが分からなければ傷つきようもないですね。

嘘も時には大事、恋も例外ではないのです。

できそうもないことを「言う」効果も見逃せない

「今は貧乏だけど、俺はいつか、大きく稼ぐ」だとか「今は頼りない体型だと思う。

でも、これから鍛えて逞しくなる」だとか、一見してできそうにないこと、できるかわからないことを言う男性は、あまり女性から好かれません。

「信用できない」「気を引くために、適当なことを言っている」といった印象を与えてしまうからですね。

言い換えれば「嘘っぽい」のです。

けれど、何らかの目標について人前で「宣言」することには、大きな効果あり。

簡単に言えば「言ってしまった手前、実現させないと格好がつかない」との心理を自分自身で発生させる、というテクニックです。

「宣言」の効果は、友人や同僚などに言っても得られますが、気になる女性の前で言えば、効果は一層高まります。

もし「宣言」の力を借りて目標が実現できたなら…? 女性からの評価は「実現できるかわからない、嘘みたいなことを言う男性」から、「有限実行できる男性」へと一変することも。

「嘘」について、ひとつ冷静に考えてみよう

「嘘」というワードは、それ自体がかなりネガティブな響きを持っています。

いわば反射的に「嘘はだめだ」と感じるのも自然ではあります。

有名な哲学者であるイマニュエル・カントは、ささやかな嘘によって人の命が救われる場合でも、嘘はつくべきではないとさえ言っています。

しかし、今回挙げてみた例を見てみると、人と人との結びつきの、ひとつの究極の姿である「恋」に「嘘」が大きく絡み、それどころか一体不可分、必然的に結びつくものにさえ見てきます。

嘘は恋を学ぶツールであり、恋は嘘を学ぶツールかもしれません。

そして恋と人生が密接な関係にあるとするなら、嘘もまた人生と切り離せない、ということ。

…こんなセリフで締めたら、あまりに嘘っぽくキザっぽいかもしれませんが、それが「嘘」とも、言えませんよ。