浮気は診断できるもの?

浮気症という病気は存在するのか

あまりに性欲が強過ぎて常に複数の男性と行為に及んでいないと満足できない状態があります。

これが病気なのかどうかという議論は昔から精神医学の世界でもありました。

実際には他の精神疾患から来る、はっきりとしたその他の行動異常や妄想が見受けられることもありますし、性行動の異常嗜癖という場合もあります。

ただし、浮気そのものを指す、浮気病、浮気症という病気はありません。

ただし、浮気という行為がその人の人格と深くかかわりがあって本人も苦しんでいる場合もあります。

病気というよりも精神医学では人格の障害として治療対象になる場合もありますが、大抵の人には病気という自覚はないので精神科医のところに連れて行こうとすると激しく抵抗するでしょう。

浮気という行動は人格障害として精神医学的に診断可能なものなのか、そしてどう対処したらいいのでしょうか。

面倒を見てもらいたい依存性人格障害

依存性人格障害という状態があります。

常に人からの援助を必要としていて自分では何も決められないのです。

自分で決めるように求められてもできないので、必死に他人にすがりつく事になります。

こういった人々は他人から何もかもお膳立てしてもらって決まったレールの上を動く事はできますが、自分で何かを決めなければならない時には激しい苦痛を感じます。

世話をして欲しいと思うあまり、嫌な事を人から要求されても服従してしまい、自分の心身の自由までも差し出してしまい、浮気をしてしまうのです。

誰かに依存しなければ人は生きていけませんが、度を過ぎると誰にでも四六時中依存していないと気が済まなくなります。

依存していい対象、依存していい行為の限界、自分を傷つけないためのガイドラインがこういった性格の人には必要になります。

自分を愛し過ぎてしまう自己愛性人格障害

自己愛性人格障害は少し厄介です。

自分の性格に偏りがあるという意識がなく、常に自分は誰よりも優れているという認識を持っています。

そうすると常に他人からの多大な賞賛を求め、自分には特別な才能がある、それを認めてくれない世間は間違っていると確信するようになります。

あなたが彼女をほめ讃えている間はいいのですが、少しでも批判的に受け取られるような言動、態度を示すと猛然と怒り出します。

彼女がその時に理解者だと思い込む相手がいれば浮気してもおかしくないでしょう。

プライドは誰にでも必要なもので、プライドがゼロだと人は自分について何もかも自信を失ってしまいます。

こういった自己愛性人格障害の人は実際には激しい劣等感を持っている事も多いのです。

言いなりになりやすい演技性人格障害

演技性人格障害も激しい行動パターンの人が多いです。

常に自分が注目の的になっていないと気が済まない、中心的人物でないと満足できません。

このタイプの人はどんな手段を使っても自分を過剰にアピールしようとします。

過度に露出的な服、性的誘惑を行ってでも他人の関心を引きつけようとするので、簡単に浮気をしてしまいます。

自分を実際よりも良く見せようとして必死なので、逆に人の評価に左右され過ぎて他者に心や行動をコントロールされてしまいます。

彼女が大切だと思い込んでいる彼女の才能は薄っぺらな事が多く、重要人物、有名人との交流があると自慢したがります。

そのために性的関係を結んでしまう事も珍しくありません。

全て彼女の行動、態度は過剰に芝居じみて見えます。

激しい苦痛を感じている境界性人格障害

境界性人格障害の人はとても激しい苦痛を常に感じていて、強い劣等感に支配されています。

自分の感情は不安定、少しでも優しくしてくれたと感じた人には崇拝に近い感情を抱きますが、批判されたと感じると一転して憎しみと不信感を抱きます。

このような不安定な対人関係様式は彼女の精神を混乱させます。

自分は誰が好きなのかという感情以前に自己に対する否定的な評価を自分で下してしまうので、自分を無価値だと思い込みます。

感情が常に不安定なのである時はあなたにべったりと甘えてきたかと思うとその30分後には口汚くあなたのことを罵っているかも知れません。

このようなネガティブな感情は全て周囲によってもたらされたもので自分に責任があるとは思いません。

大切なのは診断だけではなくあなたの理解者としての行動

浮気をする人の中にはこういった人格障害の傾向を持っていて、それがいくつかの領域に重なっている場合もあります。

精神医療の世界につながっていけば治療を受けて精神的に安定することもあるのですが、病的だという意識がないので受診、診断を受ける事に猛然と反発する場合が多く、対応に苦慮するでしょう。

これら人格障害の背景にあるのは自分への自信喪失と不安定感、限りなく低いプライドが元になっている場合が多いのです。

専門医を受診するのに抵抗する彼女を無理やり病院に連れて行こうとすると信頼関係が破綻しかねません。

したがって、こういった人格特性を持っている彼女に対しては常にあなたが彼女のメンタルを支えてあげて、彼女の一番の理解者はあなただという事をわかってもらう事が必要になります。

ABOUTこの記事をかいた人

ひなた あきら

ひなたあきら 42歳 フリーの心理カウンセラーです。 30歳の時にうつ病発病、自己治療のためにヒーリング、心理学、夢分析、催眠などを猛勉強しました。恋愛自由人でなぜか女性との付き合いは欠かしたことがありません。