浮気が原因で離婚した場合、親権を取るためにするべきこととは?

母親絶対主義の親権者の現状でも父親が親権を取るためには

浮気が原因で離婚、日本ではたいてい母親絶対主義を取っていて、裁判所でもかつては母親に親権を9割9分渡していました。

たとえそれが女性の浮気が原因で離婚したとしてもです。

しかも子どもが成長するまでは養育費を支払わなければならないということでは踏んだり蹴ったりです。

納得のいかない結果になってしまうより、なんとか可愛い自分の子どもの親権を取れるよう、法律のことも知っておいて頑張って親権を取れるようにしましょう。

民法も、家庭事件について定めた家事手続法も「子の福祉」を第一に考えています。

最近では子の福祉を考えた上で父親が親権を取る場合も増えています。

自分の子どもが一番幸せに自分のところで暮らせる方法を教えて考えることが親権を取るための早道です。

協議離婚の場合、なんとか親権を取る

協議離婚の場合には何とか粘って親権を取りましょう。

どちらが浮気をしたかという責任論がこの時点で交渉に有利になる場合もあります。

大切なのは、親権を取ると同時に子どもを自分のところで育てるということです。

親権だけ取って子どもが相手方のところにいると、家裁に親権者変更の申立てをされた時、簡単に親権者変更が認められてしまう可能性があります。

家裁は現状肯定主義を取りますので、現状で安定しているのなら、無理に子どもの居所を変える必要はないと判断します。

ただ例外は、子どもがはっきりと言葉で意思表示ができるようになっていて、お父さんのところで暮らしたいと言える場合です。

子どもがあなたのところで暮らしたがる環境作りを

子どもがお父さんのところでこのまま住みたい、居所を変えてでもお父さんのところで暮らしたいと言わせるためには、子どもが住みやすい環境を整えることが一番です。

もし子どもが母親のところに住んでいても、定期的に自分のところに泊まりに来させるように面接交渉を決めて、遵守させます。

定められた期間できちんと子どもを返します。

経済的に安定している、養育者としてあなたの両親が現在、おばあちゃん子の子どもがしょっちゅう遊びに来たがるのは有利です。

あなたが新しい女性と住んでいる場合にはその人に子どもがなついていて仲良くできることもプラスになります。

たとえそれが離婚の原因となったあなたの元浮気相手だったとしてもです。

子どもが好きなおもちゃを揃えて、子どもが来たがるようにします。

家事調停の利用をためらわない

離婚の意志は双方とも固まっていても親権者を指定する際に、どちらが子どもの親権を取るかで揉める場合があります。

そういった場合には家裁に、親権者指定をめぐる、離婚前提の夫婦関係調整事件の申立てをしましょう。

金銭的に余裕があるなら、離婚、子どもの問題に強い弁護士さんを依頼しましょう。

そうはいっても誰が詳しい弁護士なのかはわからないでしょう。

弁護士協会に相談すると紹介をしてもらえる場合があります。

一番いいのは口コミでの評判です。

同じような体験をして、親身になってくれた弁護士さんで親権者を勝ち取ることができた人から弁護士さんを教えてもらいます。

浮気をした有責配偶者は不利になりがちです。

弁護士さんがいれば法的にあなたに有利なように取り計らって主張をしてくれます。

法律を守ることが親権を守ることにつながる

それから大切なことは、絶対に無理や違法とみなされる行為はしないということです。

子どもが母親のところにい続けて、浮気相手と一緒に暮らしていたらあなたは腹が立って子どもを力ずくで相手の家に行って奪い返したいと思うかもしれません。

しかしそれをしてしまうと力による違法な子どもの奪取ということで、特に相手方に親権がある場合にはこちらが法的にかなり不利になります。

また、逆の場合もあります。

子どもを勝手に連れ去ろうという母親もいるので、万が一を考えて子どもの安全を確保します。

幼稚園の送り迎えでは父親と父親方の親類縁者が迎えに来た場合以外には絶対に子どもを引き渡さないよう、幼稚園に念押しをしておきます。

子の福祉を考えることが大切

親権者指定は、子の福祉を第一に考える日本の家族法では重要な問題と見られています。

家事調停で決着がつかない場合には乙類審判事件といって、家裁調査官が家事審判官である裁判官の審判の前に心理学的な調査をする場合もあります。

家裁調査官は若くても研修で児童心理学をみっちりと叩き込まれたプロです。

くれぐれも嘘をつかず、父親としての良さを誠実に家裁調査官にアピールしましょう。

親権者指定の審判で、こちら側が有利と思っていても思わぬ敗訴をしてしまう場合もあります。

名目上の親権者と子どもと一緒に過ごす監護者を分ける場合は、監護者となった方が後々有利になります。

浮気の責任追及ではなく、家裁は子どもを一番に考えるということを念頭に置いておくと有利な方法が見つかるでしょう。