願望で夢小説を書いてみた!憧れの浮気とは

出勤中にいつも見かけるショートカットの美人と・・・

学生時代から付き合っていた3歳年下の妻と結婚して5年目、32歳。

落ち着いてから・・・と言い続けてタイミングを逃し、子どもはまだません。

地元の老舗企業に勤めていて、異例の出世はもう狙っていないけど後輩もだんだん増えてきて、上からも下からも挟まれる中堅ポジションをそつなくこなしています。

共働きで収入も落ち着いていて、仕事にも不満はない。

妻は接客業のため、いつも小ぎれいにしていて、29歳という年齢より少し若く見えるけれど話口調は柔らかく、とても落ち着いた印象の女性です。

正直美人の部類に入ると思う。

毎日の生活になんの不満も陰りもなく、平凡だけれど穏やかに過ごしていました。

だけど何となく物足りなさを感じ、刺激が欲しいと日々感じていることを自分も自覚していたのです。

いつも同じバスに乗るショートカットの女性

私は毎日会社まで約30分の道のりをバスで通っています。

私が乗った後から徐々に込み合っていきますが、席に座れなかったことはほとんどありません。

実は、私が乗るバス停の3つ先から、いつも同じ女性が乗ってくることにだいぶ前から気づいていました。

彼女はうなじが見えるまですっきりと切り上げたショートカットが特徴的です。

染めているのかどうか微妙な色合いの栗色のサラサラとした毛足から日焼けもせず真っ白な細い首筋が伸びていて、いつもついつい目の端で捉えてしまっていたのです。

おそらく小柄でほっそりとした体形、顔も多分、すっきりとした目元の、妻とはまた違ったタイプの美人です。

服装はデニムやカットソーなど、いつもラフな格好をしていました。

年齢は妻と同じくらいか、もう少し若いくらいかな、と思ったと思います。

バスの中でトラブルが

彼女とはもちろん特に接触もないままでしたが、ある日突然、きっかけができたのです。

その日、いつもよりもバスが込み合っており、私の座る座席のすぐ横に、ショートカットの彼女は吊り輪に捕まって立っていました。

彼女の背後にはだいぶ大柄なサラリーマンが立っています。

彼女を見上げるわけにもいかずふと下に視線を向けると、サラリーマンの持っていたカバンが彼も気づかないまま、彼女のはいているフレアスカートをまくりあげていたのです。

(ああ、どうしようか・・・)直接私がスカートを直すわけにもいかず、かといってサラリーマンに注意する勇気もない私は、逡巡した挙句、席を立って二人の間を割りバスから降りることで、何とか彼女のスカートを直すことができたのです。

いつもより早くバスを降りてしまい会社に着いたのは遅刻ギリギリでした。

もっとスマートな方法はなかったものか、と何だか恥ずかしい気持ちと、彼女が恥をかかなくてすんだかな、と自己満足のような気分にしばし浸ったのでした。

彼女から話しかけられた

次の日、私がバスから降りると、「すみません」と慌てて呼び止める女性の声が聞こえました。

自分のことだろうかと振り返ると、なんとあのショートカットの彼女が立っていたのです。

ドキドキして上ずりそうになる声を抑えて「はい?」と返事すると、「あの、昨日、勘違いじゃなかったら助けて頂きましたか?わざわざいつもより速いバス停で降りられませんでした?勘違いでしょうか」と早口に彼女は言いました。

「あ、はい、スカートですよね。

気づいてましたか」私が返すと、「よかった、思った通りで!相手の方も気づいてないようで、声もかけにくくて困ってたんです。

助かりました。

本当にありがとうございます」彼女は何度もお礼を言いました。

それから彼女とはバスの中で挨拶を交わすようになりました。

しばらくして彼女は私と同じバス停で降りるようになりました。

どうやら私の職場から近くの書店で勤めているらしく、少し歩いて運動したいから、と彼女は言っていましたが私と朝並んで会話しながら通勤するためだろか、とうぬぼれる気持ちもありました。

聞いていると、私だけでなく彼女側も私が毎日同じバスに乗っていることに気づいていたそうです。

いつも背筋を伸ばして座席に座り、スマホではなく文庫本を眺めているのを見て、若い人なのに珍しいな、何を読んでいるんだろうと興味を持ったと彼女は照れたように言ったのです。

そして自然と特別な関係に・・・

そこから彼女とは最近読んだ本や、おすすめの本、今見たい映画の話で毎日盛り上がました。

朝の通勤中だけでは足りず、仕事のあと二人で会ってお茶をしたり、映画を見にいったこともあります。

妻にバレたら・・・と思いましたが「純粋に同じ趣味の間柄だ」といいように自分をごまかして彼女と会っていたのです。

彼女は好きなことは目を輝かせてハキハキと話し、感情表現も豊か人でした。

彼女の涼しげな容姿も相まって、私はこのころには彼女を好きになっていました。

そして案の定、あまり立たないうちに私たちは特別な間柄になっていたのでした。

彼女はもちろん私の薬指の指輪は意識していたでしょうが、妻のことを尋ねたことはありませんし、私とこの先どうなりたいと求めたことはありません。

ただ朝一緒に通勤し、週に一回会うだけです。

思い返しても彼女が自分のプライベートを語ったことはなかったです。

彼女は私に干渉することもなく、妻も忙しい人で私の変化に気づく様子もなく、なんとなくこんな心地よい関係が続くのかな・・・と考えていたのです。

そして彼女と会うようになって半年くらい経ったころでした。

急に彼女は「ずっとしたかった仕事につけた。

週末に引っ越しだから」と私に伝えると、あっさりと姿を消しました。

連絡したいと思いましたが彼女との仲をきれいな思い出にしたかった私は、それから彼女に会ったことはありません。

という妄想をした

美人で出来のいい妻がありながら、タイプの違うきれいな女性と特別な仲になる。

しかも後腐れなくっていうのは「まさに夢」ですよね。

もちろん現実はこんなに上手くいってきれいな思い出になることなんてないでしょう。

彼女から「奥さんと別れて!」と言われ妻からは離婚を言い渡され、慰謝料請求なんて最悪の事態の可能性のほうが高いかも・・・。

男の妄想のように都合のよく現れて消えていく女性なんていません。

そもそもきれいな女性にひょんなことから知り合うことすら難しいでしょう。

しかし想像上での浮気や不倫は誰にもバレません。

皆さんも仕事や家族に疲れた時、こんな妄想をしてみてはいかがでしょうか。